塩化カルプロニウム
塩化カルプロニウムの評価はC1、行うことを考慮してもよいが十分な根拠がない。
男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)における育毛剤の評価ランキング。
塩化カルプロニウム
推奨度:
C1:行うことを考慮してもよいが十分な根拠がない
質の劣る3〜4、良質な複数の5、あるいは委員会が認める6
【推薦】
用いてもよい。
【試験】
男性型脱毛症に対して1件の左右比較試験
1〜6か月
5%塩化カルプロニウム外用
<結果>
プラセボ外用と比較して6例中4例で発毛促進あるいは脱毛抑制効果
2件の前後比較試験
2〜6か月
10%塩化カルプロニウム外用
<結果>
4例中2例で発毛促進あるいは脱毛抑制効果
5%塩化カルプロニウム外用
<結果>
5例中3例で発毛促進あるいは脱毛抑制効果
対象例数少なく、全て男性。
判定方法も主観
→明確な発毛効果は実証されていない
【試験】
1%塩化カルプロニウムを主成分とし、
カシュウチンキ、チクセツニンジンチンキの生薬などを添加したカロヤンポジカ
30例の男性型脱毛症患者(男女別統計なし)
12週間外用
<結果>
有効以上20%
やや有効以上60%
2%塩化カルプロニウムを主成分とし、
カシュウチンキ、チクセツニンジンチンキ、ヒノキチオールなどの生薬を添加した育毛剤
86例の男性型脱毛症患者
24週間外用
<結果>
改善率:男性26.7% 女性54.5%
軽度改善率:男性89.3% 女性90.9%
【結論】
塩化カルプロニウム単独での有益性は実証されていないが、
生薬との外用合剤を含む日本での膨大な診療実績があるので、
外用療法のひとつとして推奨する