男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)

育毛剤のガイドラインが一般公開されました。
日本皮膚科学会の公式サイトからPDFファイルにて公開。
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社団法人 日本皮膚科学会
http://www.dermatol.or.jp/

男性型脱毛症診療ガイドラインを公開しました。
2010.4.20

(※PDFファイル)
男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)
http://www.dermatol.or.jp/medical/guideline/pdf/120050977j.pdf
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【男性型脱毛症診療ガイドライン】

男性型脱毛症にミノキシジルの外用は有用か?
男性の男性型脱毛症 A
女性の男性型脱毛症 A

男性型脱毛症に塩化カルプロニウムの外用は有効か? C1

男性型脱毛症に医薬部外品・化粧品の外用は有効か?
t-フラバノン C1
アデノシン C1
サイトプリン・ペンタデカン C1
セファランチン C2
ケトコナゾール C1

男性型脱毛症にフィナステリド内服は有効か?
男性の男性型脱毛症 A
女性の男性型脱毛症 D

男性型脱毛症に植毛術は有効か?
自毛植毛術 B
人工毛植毛術 D

A:行うよう強く勧められる
少なくとも1つの有効性を示すレベル1もしくは2のエビデンスがあること

B:行うよう勧められる
少なくとも1つの有効性を示す質の劣るレベル2か良質のレベル3あるいは非常に良質の4のエビデンスがあること

C1:行うことを考慮してもよいが十分な根拠がない
質の劣る3〜4、良質な複数の5、あるいは委員会が認める6

C2:根拠がないので勧められない
有効のエビデンスがない、あるいは無効であるエビデンスがある

D:行わないよう勧められる
無効あるいは有害であることを示す良質のエビデンスがある
【男性のAGA治療方針】
<軽症>
◆C1群の育毛剤
もしくは
◆5%ミノキシジルand/orフィナステリド 1年間使用

植毛術and/orかつら

<中等症・重症>
◆5%ミノキシジルand/orフィナステリド 1年間使用

植毛術and/orかつら
【女性のAGA治療方針】
<軽症>
◆C1群の育毛剤
もしくは
◆1%ミノキシジル1年間使用

植毛術and/orかつら

<中等症・重症>
◆1%ミノキシジル1年間使用

植毛術and/orかつら
【ガイドラインの位置づけ】
(抜粋)
>このガイドラインは現時点でのわが国における男性型脱毛症の標準的治療試案
>として作られたものである。
>個々の患者の治療では、その患者に特有な背景や病態に配慮しながら
>最適な治療法を提供することが重要であり、
>このガイドラインは、その一助となるように策定されたものである。
>したがって、個々の患者の治療選択において、
>このガイドラインの内容に合致することを求めるわけではなく、
>また医師の裁量を規制し治療方針を限定するものでもないことを明記しておきたい
【関連ブログ記事】
薄毛の治療法に初のガイドライン 育毛剤などが効果ごとに5段階にランク分け
男性型脱毛症の診療指針5段階の育毛ガイドライン
男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)育毛剤ランキング
【ランク順の成分詳細と商品例】
A
ミノキシジル → リアップX5リアッププラスリアップリジェンヌ
フィナステリド → プロペシア

B
自毛植毛

C1
塩化カルプロニウム → カロヤン ガッシュカロヤン アポジカ、フロジン液
t-フラバノン → 薬用バイタルチャージ
アデノシン → 薬用アデノゲン
サイトプリン・ペンタデカン → 薬用毛髪力ZZ薬用毛髪力イノベート
ケトコナゾール → ケトコナゾール シャンプー、ニゾラールローション

C2
セファランチン
【かつら】
(抜粋)
>整容的な改善が期待でき、大きな副作用もないことから、
>ガイドライン策定委員会は、かつらの使用を否定しない

【管理人から補足】
今回のガイドラインは、それぞれの育毛製品や医薬品に関してのこれまでに存在する臨床試験結果や研究発表を元に、日本皮膚科学会と毛髪科学研究会の共同事業として発足したガイドライン策定委員会が、分析しまとめたもの。
様々な育毛に関する情報が錯綜する中で、医学の見地から各育毛成分に対して正式に評価が下されたのは日本初のことであり、画期的な出来事。
2010年の時点で日本皮膚科学会と毛髪科学研究会としてのAGA治療法の見解として作られたのでしょう。今後、AGA治療医師およびAGA患者の参考資料になります。
男性型脱毛症、AGA治療における医師側、患者側それぞれの参考になるように作られた指標であり、個人差への配慮も含む柔軟な内容になっています。
個人差・体質の違いからAの育毛製品が100%全ての人に効果があるわけではないはず。それから副作用リスクがあまり強調されていない点も気になります。
しかし、プロペシアやミノキシジルは世界中で認められ薄毛改善結果を出している医薬品なのは間違いなく、また、市販の医薬部外品の育毛剤でもC1に入ったものはAGA対策として有効に活用できることが自分としても確認できました。
男性型脱毛症の方で育毛対策を考えている場合、AGA改善への最も信頼できる情報として今回の男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)のAもしくはC1の育毛成分から育毛剤・医薬品を選んで薄毛改善に取り組むのが賢明な選択です。

ぜひ参考にしましょう。


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